EU(欧州連合)内の一国で
パートナーとして認知済みの関係(同性カップルを含む)を
EU内の他国でも認めようという新法案が欧州議会に提出される

by HIME

 
 

 9月22日、EU(欧州連合)内の一国でパートナーとして認知済みの関係をEU内の他国でも認めるよう求める新法案が欧州議会に提出された。欧州議会がこの法案を受理すれば、同性カップルのEU内での移住が簡単になる。

 この法案は、未婚の異性カップルにも適用される。また、赴任でEU内の他国に移住する場合に、パートナーが自国に残らざるを得ないような問題も解消する。

 また、パートナーがEU加盟国の国民でない場合、5年間の居留条件を満たしている限り、EU内のいずれの国に移住するのであっても、その立場は保護される。

 欧州委員会のジョナサン・フォール総局長は、「EU内での移動が簡便化されるのは、確実な進歩といえよう。労働力移動の円滑化は、競争力のカギなのだから」と述べている。

 この法案は、EU各国間の同性カップルに対する扱いに格差があるという問題、および同性婚に対する討論が活発化したことから、実現した。

 例えば、同性婚は、ベルギーとオランダで合法とされているが、特に西ヨーロッパ各国などでは、認められていない。

 この法案は、議会に承認され初めて立法化される。

翻訳&記事の解説:HIME
(HIME:米国カリフォルニア州在住/翻訳スタッフ)

 

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