スウェーデンは同性婚を許可するヨーロッパの3カ国目の国になりそうだ。議会の司法委員会は、結婚で得られる全ての権利を認めている現行の同性間のシビル・ユニオン(市民同士の結合・連帯)制度の法律を、同性間の結婚を許可するものへと替える3つの申し立てを検討している。
スウェーデンのゲイとレズビアンのカップルは、1995年以来、異性愛者の夫婦と同じ権利を享受している。公の場では同性間のカップルを「結婚している」と一般に称することがあるのだが、法的な視点からいえばそれは結婚ではなく、公式には「パートナーシップ」と呼ばれるものだ。
現在検討されている3つの全ての申し立において、異性間と同性間の結婚の間に最終的に存在する区別を取り払うために、現行の婚姻法に「性別を指定しない」という変更を施すことが盛り込まれている。
法律制定のための最初の審査は3月9日になされ、議会での議論は4月28日に行われる予定だ。
野党主要3党が法案を支持している。公式には政府はどのように投票を行うかは発表していない。しかし、3つの申し出のうち2つが政府のメンバーによって検討されているという事実をふまえると、法案可決の支持は十分にあると期待されている。
スウェーデンのゲイ・コミュニティーは、彼ら同士で結ぶシビル・ユニオン(市民連帯)を、「本当の」結婚と呼べるようになるための権利を求めて長い間闘ってきた。
Swedish Federation for Lesbian, Gay,
Bisexual and Transgender Rights(RFSL:スウェーデンLGBT権利連合)(http://www.rfsl.se/)は、以下の声明を発表した。
「2人の個人間の深い関係を定義する法律ができる時期が来て、ジェンダーに関係なくそれらの定義付けは大切なものである、とたくさんの人々が考えていることを、私たちは確信しています」
補足:同性婚はオランダとベルギーで合法である。
翻訳&記事の解説:Nick
(Nick:東京都在住/翻訳スタッフ)
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