オランダで同性愛者の養子を取る権利が拡大される

by ワタル

 オランダでは初めて、異性愛者のカップルと同様に、ゲイやレズビアンのカップルにも外国人の子どもを養子にできる権利を与えた。

 6月末にオランダ内閣の支持を受けて変更が加えられた法案では、すでに寛容な国として知られるオランダでゲイやレズビアンの人々にさらなる平等をもたらすであろうと期待されていた。

 それに加えて、ゲイの義理の親がパートナーの子どもを養子にする手順が簡略化され、論争の的となっていた試用期間が廃止された。

 しかし、レズビアンやゲイの活動家[アクティビスト]に歓迎されている今回の新しい法律は、形式的なものと見られている。他の国々がオランダの同性カップルに自国の子どもを養子には出さないだろうからだ。

 オランダは2002年に同性婚を認める最初の国になってから、同性カップルに養子縁組の権利を与えている。

 すでにシビル・ユニオンや結婚を法制化している他の国々でも、養子縁組の問題は議論の的となっている。

 レズビアンやゲイの活動家は、今回の変化がこの問題を論議中の他の国に波及効果をもたらすことを期待している。

翻訳&記事の解説:ワタル
(ワタル:東京都在住/翻訳スタッフ)

 

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