増加するオランダの同性カップル

by 釜爺

 最近発表された政府の統計によれば、オランダのあらゆるカップルの、100組に1組が、ゲイまたはレズビアンのカップルである。

 2005年初めの段階で、53000組のゲイ&レズビアンのカップルが、オランダで一緒に生活をしている。その数は、ゲイまたはレズビアンの同棲しているカップルの数が39000組以下だった10年前から上昇している。

 オランダ統計局が調査した数値によれば、約12%のゲイ&レズビアンのカップルが結婚しており、もう10%が内縁関係にあることを明らかにしている。

 ゲイとレズビアンのカップルの数はだいたい均等になっており、29000組がゲイ、24000組がレズビアンとなっている。それは、レズビアンのカップルがゲイのカップルを遙かに上回るアメリカの統計との際だつ違いとなっている。

 オランダの同性カップルの約9%には、ひとり以上の子どもがいる。

 オランダ統計局によれば、レズビアンカップルの方が子どもを持つことが多い。同居しているゲイカップルが1%しか子どもを持っていないのに対して、同居しているレズビアンカップルの18%に子どもがいる。

 統計局の数値は、ほとんどの同性同士のカップルが大都市に住んでいることも示している。同性カップルの25%近くがアムステルダム、ハーグ、ユトレヒト、ロッテルダムに住んでおり、もっとも人気のある都市はアムステルダムである。

 

翻訳&記事の解説:釜爺
(釜爺:千葉県在住/ボランティアスタッフ)

 

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