韓国政府は、ゲイ兵士の投獄・除隊措置を規定した軍法を見直す計画を発表した。
韓国の尹光雄(ユン・グァンウン)国防相が4月4日議会で述べたところによると、軍法改正は人権団体が1月に提出した勧告を反映することになる模様。同勧告はゲイ男性が軍隊に従事することを禁止した規定を廃止するよう求めたものだ。しかし今回の発表では、同国防相は禁止規定を廃止すると明言するまでには至らなかった。
そのかわり、政府任命の学識経験者による会議が組織され、どこまで軍法に変更を加えるべきかを決定するという。会議メンバーには法務大臣と軍首脳を含む。
韓国は3月最終週、ゲイ兵士に対する強制的身体検査を廃止し、公式除隊証明書に「精神病のため除隊」という記録を記載するのを取りやめるなどし、軍隊でのゲイに対する規定を緩和した。
4月1日から適用になった新しい規定によると、ゲイ兵士に身体的嫌がらせをすることは違法となった。それでも、軍刑法によると同性同士でセックスをした兵士は、1年以内の懲役が課される。
規定自体を破棄することや、軍隊でゲイであることをオープンにするのを許可することについては、韓国の司令官らの反対を受けている。
なお、韓国では全ての男性が2年間の兵役を務めなければならない。
翻訳&記事の解説:Nick
(Nick:東京都在住/翻訳スタッフ)
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