1月20日の第2審敗訴判決で、仮放免の延長も打ち切りかと心配されたシェイダさん。「チームS・シェイダさん救援グループ」では、シェイダさんの身の安全を心配し、また、収容された場合にはいち早く行動できるようにということで、仮放免更新のための出頭日である2月14日(月)、シェイダさんとともに東京入管を訪問する「シェイダさんと東京入管ツアー」を開催しました。
シェイダさんの身の安全がかかっているとあって、この「ツアー」にはほんとうに多くの方、総勢10名以上の方が参加してくれました。一方、クルド人のマンデート難民の強制送還事件との関係で、マスメディアの取材などもいくつかありました。
参加者みんなを引き連れ、シェイダさんは6階の違反審査部門へ。シェイダさん以外にも、クルド人やアフガン人のマンデート難民の人たちが仮放免延長手続きに来ていました。シェイダさんはこうした中東系のマンデート難民の多くと知り合いで、緊張感の中でも、談笑しながら自分の番が来るのを待ちます。1時間ぐらい待ったのちにようやく手続き。とりあえず今回は、仮放免が延長になり、シェイダさんは収容されることなく出てきました。
その後、マンデート難民という同じ立場ながら収容されている、シェイダさんの友だちのクルド人の面会をみんなでした後に、シェイダさんの無事を祝って、有志でお台場の地中海料理のレストランに行き、しばしお食事会。とりあえず収容を免れてシェイダさんもほっとしているようでした。
しかし、これから毎月、収容や強制送還を心配しながら東京入管に出頭しなければならないことを考えると、非常につらいものがあります。第3国出国によるシェイダさんとの「お別れ」もさびしいものがありますが、シェイダさんのためにも、早く法的に安定した落ち着き先が決まって欲しい、と心から思います。
|