ニュージーランドでは、4月27日に新たな法律が施行され、結婚と同じ法的身分を与えるシビル・ユニオンが同性カップルに認められることになった[「シビル・ユニオン法」の詳細と成立過程についてはこちらをご覧下さい]。
これまでに600人以上の人々がシビル・ユニオンのセレモニーを挙げるために内政省にて登録を済ませており、29日に最初のセレモニーが開かれた。政府が登録を受けてから、シビル・ユニオンの許可証を発行するまでの手続きに約3日間を要する模様。
シビル・ユニオンに登録するには、18歳以上のカップルでなければいけないとのこと。
国会で昨年、この新たな法律の舵取り役として奮闘したゲイの政治家ティム・バーネットさんは、もっと多くのカップルが登録すると思っていたと語った。
「これには驚きました。でも皆、この法律が来週なくなってしまうことはないとわかっています。今は法律として認められているのですから、急いで登録する必要もないでしょう」とコメント。
GayNZ.com に寄稿しているコメンテーターのクレッグ・ヤングさんは、今回の新しい法律は反対派からのひどい抗議もなく施行に至ったと説明している。
彼は、「ほとんどのニュージーランド人は、このシビル・ユニオンにヒステリックになっているのは扇動する少数の原理主義者だけだとわかっているのでしょう。だから登録所で私たちが晴れの日を迎えることについても気にならないのだと思います」と書いている。
翻訳&記事の解説:ワタル
(ワタル:東京都在住/翻訳スタッフ)
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