スウェーデンは同性婚問題の討議を始める一番新しい国となった。政府は、同性婚を合法化すべきかどうかに関する報告書を作成すると発表した。
地元の新聞、Dagens Nyheter によると、主要な政党のメンバーで構成される団体が、国がレズビアンやゲイの住民に婚姻権を与えるべきかについて検証する。
同団体はまた、世界中の同性婚の導入過程についても調査する。しかし、この委員会では今のところ、同国の宗教団体や政治家の意見を仰いではいるが、レズビアンやゲイ団体に協議を求めてはいない。
LGBT の平等を求める団体の代表らは、これを「不合理な話だ」としている。
スウェーデンではすでに、イギリスのシビルパートナーシップ法に似たシビルユニオンのシステムを同性カップルに提供している。
また一方、フィリピンでは、"Ka" (同志)アンドレスさんと "Ka" ホセさんが2月第1週、同国で同性カップルとして初めて結婚を果たした。共産主義反乱軍「新人民軍(NPA)」のメンバーである2人は、ジャングルの野営地で結婚したとのこと。
しかし軍関係者は、これはゲイの人々を反乱軍に参加させるためのいんちきだと主張している。国の役人も、同性婚の問題を政治的宣伝に使った、として退けた。
「これで彼ら反乱軍に神はいないこと、彼らの道徳感が非常に疑わしいものであると証明された」と、空軍のスポークスマンのコロネル・レスティテゥート・パディラ大尉は語った。
同性婚は現在、オランダとベルギーで合法化されており、スペインとカナダでは今年にも同様の法律を導入することになっている。
カナダでは、与党の自由党が2月1日に、同性婚を認める新しい法案を議会に提出した。自由党は通過を見込んでいるが、保守勢力も宗教各派と組んでキャンペーンを予定するなど全力を挙げる構えで、激しい議論と駆け引きが予想されている。
翻訳&記事の解説:ワタル
(ワタル:東京都在住/翻訳スタッフ)
【旧サイト】すこたんソーシャルサービス
HOME
|